愛しさ余って・・・シロイルカ君

今回はイルカのお話し。

私はイルカが大好きだった。
イルカと一緒に泳ぐことが夢だった。

キャラクター化されているイルカグッズなんかだと、可愛くて優しい海のほ乳類というイメージ。
だが、実際は頭を使って群で魚を追い込みイワシやニシンをばくばく食べる(笑) 。
NHKのドキュメンタリーで見たが、あの食べっぷりはすごい。
鼻にシワを寄せ、歯をむき出しにてばくばく食べる。
決してかわいくない。

イルカと一緒に泳ぐ自閉症児や障害児の治療プログラムがある。
これはイルカが出す謎の超音波にどうやらヒーリング効果が期待できるかららしい。
健康な大人と障害のある子供が同じプールにはいると、なぜかイルカは真っ先に障害のある子供の方へ来るそうだ。
う〜ん、これまたすごいことだ。

横浜・金沢八景にあるシーパラダイスの白イルカ。
私は彼らも大好きで何度か通っていた。

ある日、相棒YAMAちゃんと白イルカを見に行った時のお話し。

彼ら(白イルカ)は水槽の前に人間が来ると、人間に向かってお辞儀をするように頭を振り振りする。
(超音波で相手を調べるため、などと言われているが完全には解明されていないらしい)
その仕草がかわいくて水族館の一番の人気者だ。
私もこの仕草に癒されたくて見に行ったのだが、その日の仕打ちはひどかった・・・。

私が近づく前は子どもたちに可愛らしく頭を振り振りしていた白イルカ。
水槽の奥に泳ぎ去った彼らが戻ってくるのをガラスにへばりついて待っていた私。
そこへすごいスピードで一頭が泳いできた。
「わ〜い!来た来た!」
頭を振り振りしてくれると思って待っていた私に向かってヤツは・・・

「ぐわ〜っっ!」

と牙を剥いた。まるで猛獣のように。
白イルカはバンドウイルカなどにくらべると巨大だ。
その時の形相はものすごく恐ろしかった。
驚いた私は思わず言った。

「な・・・・なんで?」

泣きそうな顔をして後を振り返るとYAMAちゃんが腹を抱えて笑っていた。

「すげ〜!なんでだよ!なんで威嚇されてんだよ!そんなことされてる人いないよ〜!」(爆笑)

あれ以来、イルカが「大好きな動物」から「まあまあ好きな動物」になった。
なぜあの白イルカに敵視されたのか、未だに謎である。
早く科学の力でイルカの生態を解明して欲しい。

2004.4.21
mami