私の仕事を知らない人に、釣りが趣味なんです、と言うと大抵『何釣りをされるんですか?』と聞かれる。
釣りを始めてから28年も経ってしまったのに、未だに何釣りが好きなのか実ははっきりと言えない。
ちなみに、やったことがない釣種をあげれば、関東近郊のものでもまだまだある。
鮎の友釣り、磯釣り、沖堤防の釣り、まきこぼし、カッタクリ、鯉釣り、タナゴ釣り、ルアーナマズなどなど。
そして今までやってきた釣りの中でこれはもう2度とやりたくない!という釣りは一つもない。
むしろ、どの釣りも毎日でも行きたい。
[今年は久々にサーフに行こうと決めている]
釣りに行ける日数はどうしても限界があるから、一年のうちにできる釣種もどうしたって絞られるのだけど、今年は淡水の釣りとサーフフィッシング、そして日本近海の遠征釣りを強化したいと思っている。
地に足ついた淡水&サーフ、そして限りなく地から離れるオフショア。
私にとって淡水釣りは、大地との一体感と自然の躍動感を素肌で受け止め、そこで魚と出会うことでさらに自身のエネルギーをチャージできる。
サーフの釣りも同じく。
この効果は『癒し』という一言では本当に表現しきれてなくて、とにかく気分が良く、本能的な時間の過ごし方だと思っている。
オフショアフィッシングももちろん自然と対峙できるんだけど、遠征の大物狙いなんかは地に足がついていない分、自分のメンタルもフィジカルも持っているものを最大限に放出して、魚と向き合うことになる。
だから生物学的にパワーマックスな若い女性にこそこの釣りはどんどんやって欲しいと思ってる。
すなわち、中年期に入り体力のない私はこの釣りはヘトヘトに疲れることになる。
それでもなぜチャレンジするのか。
理由は地球に生まれてサバイブしているということを実感できるからかもしれない。
現代社会で生きてると、自然界の何者かと自分の限界までパワーを使って対峙することはほぼあり得ないが、オフショアフィッシングではそれを体感できるのだ。
さて、そこで今春からのスケジュール。
ワカサギ、トラウト、ヘラブナ、サーフ青物、キハダ、GTはもう私の予定に組んだ。
後はその他の未知の釣種、釣魚にどれだけ挑戦できるかな。